「2011韓・日美術交流展」と「百済祭りツアー」

日韓交流展も9回目を迎えた。

交流展参加者は31名、百済祭りツアー参加者は、会員外の人9名を含め、22名だった。

10月7日;仁川空港で関西組、前夜からソウルに滞在組と合流し、4人の通訳と一緒に、貸切バスで公州へ向かった。EunYonGol でカモ料理の歓迎会。1年ぶりの懐かしい方達と再会した後、錦江温泉モーテルに宿泊した。2年前に泊まった時とは食堂経営者が変わっていて、朝食もおいしく、ここで4泊し、温泉やマッサージも楽しめた。

10月8日;扶餘博物館見学・午後は公州国際美術展のオープニングセレモニーに参加。日・韓美術交流展のオープニング。夜は、川のかかった浮橋を渡って公山城へ。川の中に設置された光のモニュメントが水に移り、美しかった。栗のマッコリを飲みながら城の前にある、栗祭りの市場の前で祭りの雰囲気を楽しんだ。

10月9日;清州国際工芸ビエンナーレ見学。清州は公州より人口も多く、たばこ工場の跡地を使った大掛かりな公募・企画・展覧会で、工芸と言っても現代アートに近い作品が多く、興味深く、面白かった。案内してくれたユンさんは、去年日本美術会の事務所を訪ねて来てくれた人で、韓国伝統の御茶席を準備してくれたりと歓迎してくれ、テレビのインタビューも受けたりした。

清州の市場を散策し、蓑を売っている店の前で、子供が悪いことをした時、蓑をかぶって、隣に行き、塩をもらってくるのだという話を聞いたり、お土産を買ったり、試食したり、清州の人の生活の一端がのぞけた。食べ物が安い。化粧品も安い。70円のエプロン、衣服も売っていた。カラフルな布団屋を始め、活気があった。

10月10日;民俗村でスケッチ。短時間だったが、古い家屋が残っている一角で、稲が実り、かかしが立っていた。日本のルーツにも見え、静かな時を過ごした。その後、YATOOの30周年記念式典にも参列し、公州大学のギャラリーに、韓・日交流展を再度観に行った。

10月11日;帰国組と、ソウルに1泊組と仁川空港でわかれた。

印象に残ったのは、8日の夜に見た光のモニュメントと、9日の清州国際工芸ビエンナーレだった。ビエンナーレ展は、たばこ工場跡の会場が面白く、天井の高さが8mくらいあり、工場跡のコンクリートの壁、広い会場に、世界中からの公募作品が並んでいた。日本人の作品もあり、ワークショップのブース・こども向け学習室などもあり、もっとゆっくり、時間をかけて観たかった。

通訳をやってくれた4人の観光科の学生さんと、事務局長の奥さんの心遣いで、楽しく、わかりやすいツアーになった。優しい若者との別れの涙に感激したり、ツアー参加者の日本の若者との出会いの機会にもなったと思う。日美の会員の方々の考えなどもゆっくり聞けて、会議だけで話し合うだけでは見えないお互いの交流にもなった。

数年の付き合いで見えてきたこともある。韓国の美術に対する予算のかけ方は日本も見習って欲しいこと。私達が交流している方のほとんどが公州大学の教授であることは聞いていたが、公州大学のアトリエや学長室を見せてもらい、色々整った中で、制作されていることを知った。一年ぶりで会いに来てくれた彫刻家の李さんの結婚が11月だという報告も受けた。韓国のわが娘として、何度もハグして喜びあった。人的交流はいい形で進んでいる。

2011.11 国際部 遠矢浩子
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