ベルリンより 26( http://www.etsko.com/ )

この前,3月の里帰り時に、ルフトハンザのストライキで大変な思いをしましたが、今度は郵便局のストライキ。3日間ほど、郵便業務も郵便局も閉鎖。ヤレヤレ、、。利用者にとっては大事な郵便物もあるだろうに、、。

ベルリンは最高気温28度前後と夏日になり、やっと半袖姿で居られます。もっとも夜間になると10度前後と寒くなるので、ジャケット、コート持参がかかせないけれど、。こんな爽やか好天なのに、1か月程前から左肩甲骨あたりが猛烈に痛み、レントゲンも検査も問題なく、50肩のようです。こういう状態で石畳と坂道のベルリンの街を、母の車椅子を押した際、運悪く石畳の隙間に車椅子のタイヤを取られ、左手首を捻り、今度はギプスを嵌められました。左手が完全に使えない状態に、、。

51fvaI3hDDL. SS160 一週間後に私の個展を控えているのですが、家で安静中、DVD映画を見ました。ベルリンのテレビで何度も再放送されている私のお気に入りの映画『善き人のためのソナタ』。何度、見ても、ラストで泣きます。もし、まだ見ていない方があれば、是非、お薦め!日本語吹き替えもありますが、出来ればドイツ語版で日本語字幕が良いです。 『善き人のためのソナタ』は、2006年ドイツ映画、東ドイツのシュタージ(秘密警察)の監視員を主人公にしたドラマで、当時の東ドイツが置かれていた監視社会の実像を克明に描いて、第79回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しました。監視される側が弾くピアノソナタを耳にして、監視員が動揺する、、。国家と個人、監視する側と監視される側の世界観、人間の良心、。私はこの映画を見ると、芸術は人を変えるということに心を新たに決意して制作意欲が湧きます。2015.6.12.
ベルリン便りhttp://www.etsukotanaka.de/  田中悦子