ベルリンより 28( http://www.etsko.com/ )

皆さま、お元気ですか、 ベルリンは土日だけで、約4000人の難民が流入しました。

今年に入ってから、アフリカ諸国、シリア、イラク、東欧諸国など 実に40カ国にわたる紛争国からの難民が毎日約200人ずつ、 ベルリンに流入しています。

この難民の大流入をめぐって国が二分するほどの論争が起こっています。 反対派は自分たちの税金を使われ、治安も悪くなっている、等。 賛成派は人道的立場もありますが、根底にはナチスが犯した過ちを忘れてはならないが あり、欧州ではドイツは率先して最大の難民受け入れ国です。

誰も生まれた国を選べない。 もし、私達がシリアやイラクに生まれていたとしたら、 生きのびるために国境を越えていたかもしれません。 ベルリンに居ると彼らの姿を目の当たりにするので、 時として、やるせない気持ちになりますが、 彼らの目を見ると戦火から逃れた安堵からか 未来への希望に、満ちています。

さて、先週の日曜日、8月30日のニーナ・ヴェルブーク展オープニングは ミチコとアンナの母娘演奏によるバイオリンデュオで幕を開けました。

ニーナ・ヴェルブークはウクライナのロシア国境に近いハリコフからきました。 彼女の作品は、絵画テクニックに終始し、沈黙しています。 ウクライナが置かれた政治的、歴史的状況を何も表現していません。 大国ロシア下に置かれたウクライナ人芸術家、、。 沈黙せざるを得ないのか? 絵画表現とは、なにか?考えさせられます。 悦子

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