民衆美術 洪成潭  講演と作品映像

KOREA キャンドル革命と共に描き、闘った画家 

2019年

6月30日(日)午後2時~4時半 

平和と労働センター2F大ホール(1時半受付開始)

(東京都文京区湯島2-4-4)

JRお茶の水駅から徒歩7分  同ビル9F:日本美術会 
電話:03-5842-5665 
主催:日本美術会☆実行委員会

会費1500円

「美術運動」NO.146で特集記事掲載中

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韓国の民衆美術の美術家HONG SUNG DAM(ホンソンダム)氏が6月30日に来日、『講演と作品映像』があります。

「5月版画」と呼ばれる、光州事件をその内部から描いた作家で、『民衆美術』という文化運動体の中心にいた作家です。日本では竹橋の国立近代美術館での「アジアに目覚めたら」(日本・韓国・シンガポールで開催中)や、福岡アジア美術館・アーツ前橋で開催された「闇を刻む光」展で、ソーシャルメディアとしてのアジアにおける重要な作品として大きな評価がされました。又、韓国の前政権が倒される民衆的な大規模キャンドルデモの中で、その政権の腐敗と深刻な問題を露呈させた『セウォル号沈没事故』をめぐって、コルゲクルム(横断幕的な大きな絵画)で現政権を痛烈に批判、光州ビエンナーレの出品拒否問題に発展して社会的な問題を起こし、その後の同テーマの絵画群など、批判と風刺の激しさは、多くの影響を民主的運動全体に広げ、日本で例えるなら江戸期の歌川国芳でしょうか?獅子奮迅の活動、創作をしてきておられます。『民衆美術』(ミンジュンミスル)と発音しますが、最近日本で出版された古川美佳さんの『韓国の民衆美術(ミンジュン・アート)』岩波書店など、アートと英語読みにしています。その方が発音になじみがあるという事だと思います。その民衆美術の復活を先導しているようなホン・ソンダムは、「闇を刻む光」展で、日本美術会の版画運動の少なくない作家に光が当てられて、その韓国民衆美術のルーツの一つがそこにあることを認識されたようです。したがって今回の日本美術会の講演と作品映像での紹介に、ある必然性を感じています。是非この機会にホン・ソンダム氏の話や作品を味わって、認識を深め、韓国の民主的な変革と連帯してきた民衆美術を知って、連帯を深めるチャンスにしましょう。